先日まとめた御来光の滝ルートの記事について、紹介できなかった難所ポイントなどを中心に追記しておきます。
2019年11月17日8時半頃、長尾根展望所駐車場にて
御来光の滝への登頂ルートについては下記でも詳しく書いております。
第一の難所「堰堤までの道のり」
長尾根展望所駐車場から土小屋に向かって約100m歩き、カーブミラーのあるガードレールの裏側に行くと獣道みたいな道があります。ここが「御来光の滝」最短登頂ルートの始点となります。
この道をひたすら下っていくわけですが、約300mから500mあるとも言われる山の急斜面を一気に降りるので帰りがさらに大変なんですよ。
下りより登りのほうが難所ポイントといえますね。
また、所々に貼られている赤テープを目印に進むのですが、それでも気を抜くと通常ルートから外れて迷ってしまいます。
そのくらい草木が生い茂っていて道幅も狭いんです。
降り始めてすぐにある、ロープ付きの崖。
長さは20mほどだったでしょうか。斜度はそれほど高くないのですが、写真のように紅葉終盤には落ち葉が散乱しているので、気を抜くとお尻からズルンといっちゃいますね
いったいどのくらい降りたら堰堤に辿り着くんだろうって考え始めたころにようやく一つ目のポイントに到着。この時点で30分ほど経過していました。
頭の上に落ち葉が1枚乗っているのも気づかず三脚使って記念撮影
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撮影休憩が終わったら再び登山開始。
堰堤から上流に向かってひたすら歩き続けます。
堰堤から上流に向かって約20分~30分ほど歩くと左側にブルーシートと赤いテープが見えます。
この赤いテープを目印に進んで行くのが、御来光の滝登頂ルートです。
この日の登りはこの赤テープが見つからず、さらに川沿いを進んでしまいました。
川沿いに上っていくとある七釜付近。
見事な紅葉に見とれてしまいながらさらにこのまま進行・・・してはいけません。
この先は水深の深い川を渡るか急斜面の道のない山を登るかのどちらかになりますので、安全ルートを進むなら先ほどの赤テープのところまで戻られることをおすすめします。
第二の難所「ロープ渡り」
御来光の滝登頂ルートでは、このようなロープを張った場所がいくつもあり、このような危険な急斜面を乗り越えなければ先に進めません。
雨が降った直後や、写真のように落ち葉が散乱している紅葉終盤とかだと足場が滑りやすくなるので難易度もアップします。
落ち葉が散乱しており、見るからに滑りやすそう
ロープの張り方は簡易的なもので木も細いので、落ち葉や岩場で足を滑らせたら木も折れて滑落してしまいそうですよね。
ちなみにこの崖の下を覗いてみると・・・
下を覗くと川から20mくらいの高さはありそうでした。
他の方のブログ記事を見ても「御来光の滝」単独登頂をすすめておらず、理由はこういった難所が途中にいくつもあるからでしょう。
単独登頂の場合、
トラブル発生時に頼れる人が側にいない、携帯が壊れたら救助要請できない、地形が複雑で直ぐに来られる場所でないため捜索開始まで時間を要する。
など様々なリスクがあることを理解しておく必要があります。
赤テープを頼りに、途中で道に迷ったり怪我などのイレギュラーがなければ登頂開始から約3時間ほどで御来光の滝に到着できます。
初めての登頂なら片道4~5時間程度の余裕をもっておくと安全です。
ゆっくりめなら、石鎚スカイラインの開門時刻7時に合わせてくるのが無難です。
12月から春先までは積雪のため、石鎚スカイラインが通行止めとなります。
第三の難所?
御来光の滝の上を見上げると、幅数メートルありそうな大きい岩がでっぱってました
あんなのが急に落ちてきたら・・・と思うとちょっと怖かったですね。
でもこちらの滝つぼを見ると、そんな恐怖も瞬時に忘れさせてくれました。
水中の様子はこちらのカメラで撮りました。
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今思うと危険すぎた単独登頂
今回の御来光の滝登頂では、紅葉シーズンの終盤ということもあり、落ち葉がそこら中に散乱していて大変滑りやすい状況でした。また大きな岩が至るところに転がっており、両手両足使って登っていくさまはまるで大人向けアスレチックのよう
実際今回だけで、足を滑らせてお尻から落ちたのが3回、大きい岩に誤って膝をぶつけたのが2回、顔面から衝突しそうなのが1回ありました。つまずき顔面から岩に衝突しそうになったときは左手で運よく受け身が取れてなんとか回避。このとき回避できず衝突していたら・・・と思うと今でもゾッとします。
また、堰堤あたりまではネットの電波も届くのですが、これより奥へ行くと電波が非常に届きにくい状況が続きます。(グーグルナビやメール、LINEもできません)石鎚山などのメジャースポットだと安全性が高く電波も届き登山者も多いのですが、御来光の滝は残念ながら認知度が低いようで登山者も少ないのが現状です。
実際、この日は日曜日だったのにすれ違った人が一人もいませんでした。
落ち葉などで滑って滑落して足の骨を折るなどの重傷を負った場合、救助要請の電話が繋がっても直ぐに来れるような場所ではないので、最悪痛みに耐えながら川沿いでひとり夜を過ごすことになるかもしれません。単独登頂の場合、このことに十分ご注意ください。
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